2024 5/26
ものすごく小さな命が産まれました。
この子について語りたいので
少し過去に戻ります。
こちらは2021年4月
スーパーの冷蔵庫に入っていたウズラの卵から奇跡的に誕生したのが「スーちゃん(男の子 スーパーのスーから取りました。)」
スーちゃんはぐんぐん成長し、立派な♂になりました。
私にずっとベタベタで2024年現在、3歳2ヶ月近く経っても手のひら突っ込んできて仰向けになったり撫でると寝たりするかわいい子です。
スーちゃんが産まれたほんの少し後、別のスーパーの別のメーカーのウズラの卵から産まれたのが前回ブログに書いたパーちゃんです。スーパーのパーから取りました。
https://irukausagi-family-pets-love.hatenablog.com/entry/2024/05/02/211638
こちらは残念ながら先日亡くなってしまったのですがスーちゃんと沢山愛を育み、沢山の有精卵を産み、その子であるパー子ちゃん(まだ元気です)の子供の子供のさらに子供が今回のキセキちゃんになります。
さてキセキちゃんのお話です。
まず予定日になっても嘴打ちが始まらず、心配していたところ、卵の一箇所に微かな膨らみがあり、よ〜くみると嘴打ちの跡でした。かなり弱弱しい嘴打ちでわかりにくく、気付きませんでした。そこから少し殻を外してあげるとかすかに動く身体が見え、自力で産まれるように1日様子見していましたが力が弱く殻を破ることができません。
タイムリミットを感じ、私がこじ開け取り出しました。ぐったりとしていて明らかに弱っています。しかも体が小さく100円玉くらいしかありません。
亡くなるパターンです。
羽毛が乾いたので育雛箱へ。無理やり立たせて写真を撮りましたが目は開いたものの元気のない開き方、
何か虚ろで、すぐに横や後ろにコテンと倒れます。
一晩くちばしに私が自分の指に水滴を付けてそれを飲ましながら様子見していました。頑張ってましたがぐったりしていて、足の力がなく、空中をなんとかかいて方向転換するのみ、立ち上がることは全く出来ず、目も閉じたまま。息はくぅ〜くぅ〜と絶え絶え。これは絶対に助からない。と思いました。
見ていられずヒーターのとこに置きました。とにかく雛は熱を必要とするので熱いくらいで良いと考えました。指から水滴は継続しました。
数時間後自分でヒーターの後ろに挟まりにいきました。ひよこはお母さんの脇の下やお腹にもぐるので本能なんですよね。
でも食べられないならもう駄目かなと、最後の甘えなのかなと思い胸が締め付けられました。
数時間後、奇跡が起きました!
なんと、ぎこちないながら歩いて私がミルで砕いて小さくした粉餌を食べています!
私は今まで沢山孵化させてきたのですが亡くなる子も多く、この子はその典型でしたが100%亡くなっていたパターンを初めて覆しました。
本当に奇跡です!
ちょっとグロテスクな写真にはなりますが
実はこの子の兄弟たちは嘴打ちも出来ず「死籠もり」という殻を破る直前に亡くなってしまっていたのでこの子達の分もきっと繋ぐ為に頑張ったんでしょう。
どちらにしろまだまだ油断は禁物ですので
引き続き見守ります。
命ってすごいです…。